北海道の住宅は、結露対策のため壁に断熱材を入れ気密シートを貼り、冬でも結露しない事が必要です。そのため、十分な知識がなくても高気密化住宅を売りにしている業者も多い傾向にあります。
近年、建材から発生する揮発性物質等(ホルムアルデヒド、有機リン、トルエンなど)からくるシックハウス症候群が問題となり、結果として突然アレルギーが発症する等の問題を聞くようになりました。最近では、建材の中に含まれる化学物質の量を規制していますが、未熟な高断熱・高気密化技術により実態を悪化させ、その結果、有害物質や湿気(カビ発生の原因)が室内にとどまる原因となり、シックハウスになってしまう場合も有ります。
| ■目や喉に痛みを感じる | ■気管支喘息 |
| ■頭痛やめまいがする | ■アトピー性皮膚炎 |
| ■吐き気がする | ■アレルギー性鼻炎 |
| ■疲労感が続く | ■科学物質過敏症 |
住宅の高気密化が直接の原因ではなく、住宅の性能や住まい方にあった換気の方法がポイントです。
手軽にできるシックハウス予防策は、有害物質やカビの原因となる湿度を排出する為に、一日に1時間程は窓を開けることで、ホルムアルデヒドなどの有害物質を排出する事ができます。
理想の換気方法としては、「空気の流れを作り出す」ということです。もちろん、各部屋で1時間に1回、数分程度(家具の量、置き方によっても変わります)窓を開けての換気(これを自然換気と言います)が実行できれば、それでもほぼ達成できます。しかし、日常生活においてこれを実行するのはなかなか難しく、冬場・夏場においてはなおさらです。
そこで最近では、換気を自動的に行なう「機械的換気システム」が登場してくるようになりました。平成15年の法令により必ず付ける事が必要となりましたが、建物の大きさに合わせた機械を法令上付けているだけなので、なかなか各々の家族の住まい方に合った換気システムは供給出来ない様です。
VOCとは、揮発性有機化合物の総称で、数百種類の揮発性を有する有機化合物のことを指します。VOCは常温で蒸発する特徴がありますので、知らないうちに吸い込んでしまっている可能性があります。
代表的なものは、ホルムアルデヒドやクロルピリホス、パラジクロロベンゼン、トルエン・キシレン、スチレンなどがあります。これからは、特有の臭いがあり過剰に吸い込むと、頭痛や吐き気、疲労感を引き起こす原因となります。
VOCの対策としては、先に挙げた「換気」がもっとも有効といわれています。
※VOC(Volatile Organic Compound)=揮発性有機化合物